起業しようとしている皆様は、今期待と不安でいっぱいではないでしょうか。ある程度の貯金はしたが、これで足りるのだろうか、事業はすぐに軌道に乗るだろうか、金融機関はお金を貸してくれるのだろうか、などなど不安や悩みが大きい分、期待も大きいと思います。専門家として多くの成功も失敗も見てきましたが、過大な不安も不要ですが過大な期待もまたやっかいなことがあります。
そこで今回は、起業時によくあるちょっと困った事例についてご紹介したいと思います。
題して「起業時あるある」です。
その1
・夢いっぱいに始めた一国一城の主。見栄も大事だから事務所の応接セット
の備品なんかも豪華にそろえよう。
・事業を始めたらすぐに軌道に乗って忙しくなるから今のうちに社員を採用しよう。営業車も買っておこう。
卑俗なたとえですがお金を実弾(タマ)なんて言い方をすることもあります。戦争にたとえているのですかね。戦争は鉄砲のタマが無くなると終わり。負けてしまいます。
事業で言えばお金(資金)が無くなると、たとえ黒字であっても倒産することもあります。
また、起業した時点においては何をするにしてもお金がかかります。サラリーマンの時代には打合せのための交通費は会社持ち。コピーなんかもばんばんし放題でした。でもこれからは違います。
ですから、備品の購入なんかも見栄を張らずに中古のいいものがあるかもしれない。人も車も要るときになってから手当てしても全く問題ありません。
起業時はヒト・モノ・カネのうちカネを最も大事にしましょう。
子供も事業も同じです。
「小さく産んで(始めて)大きく育てよう」