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創業融資専門家コラム

2019.06.21
【コラム】売上はいくら必要?

本日のコラムは普段、私杉田がお客様に対しておこなっている事業に関するコンサルティング

をシュミレーションで体験していただきたいと思います。

題して「売上はいくら必要?」です。

 

杉田:Aさん、よかったですね。日本政策金融公庫での創業融資資金1千万円が実行できて。

Aさん:ありがとうございます。

   夢にまでみたイタリア料理店の経営ですのでこれからが大変ですが、

   がんばっていきますので、よろしくお願いいたします。

杉田:こちらこそよろしくお願いいたします。

         早速ですがAさんのこれからの事業計画についてお話ししたいと思います。

         Aさんはこれから毎月いくらの売上が必要か計画は立てておられますか?

Aさん:いやぁ、お恥ずかしい話なんですが昔から数字は苦手でして

          でも料理の腕前には自信がありますから、是非先生も食べに来て下さい。

杉田:ありがとうございます。喜んでお伺いさせていただきます。

         でもねAさん、これからは一料理人ではなく経営者となられる訳ですから経営に

         関する数字の勉強もお願いしますね。
         出来るだけのお手伝いは当事務所でさせていただきますから。

Aさん:ありがとうございます。

    これからは数字が苦手とか言ってられないですもんね。

    がんばりますのでいろいろ教えてください。

杉田:いっしょにがんばりましょう。

   ではこれから1月に最低いくら売上が必要か計算していきましょう。

   これからの質問に答えていただきますと数字が出てきますからね。

Aさん:わかりました。一生懸命答えます。

杉田:ではまず、Aさんのお店の売上に占める変動費の割合はどれくらいですか?

Aさん:は?

杉田:あ、ちょっと難しかったですね、ごめんなさい。

   つまり例えば1万円のコース料理を作るのに食材等の材料費はどれくらいかかります?

Aさん:あ、そう言ってもらえたらわかりやすいです。

     うちは1万円の料理だと、だいたい4千円くらいかけます。

杉田:なるほど、では変動費率は4千円割ることの1万円で40%ですね。

   一般のレストランの変動費率はだいたい30%くらいなんですが、少し高くないですか?

Aさん:開業するときの夢だったんです。

    お客様にいい食材を使って美味しい料理を提供するのが。

杉田:すばらしいですね。

   では変動費率は40%で計算します。

   あと食材等以外で毎月かかる経費はどんなものがありますか?

Aさん:まずお店の家賃が10万円、アルバイトの人件費が8万円、

    水道光熱費や通信費広告宣伝費その他もろもろあわせて12万円、

    ざっくりですけど合計で約40万円ほどかかります。

杉田:そうですか、結構いろいろかかるものですね。

   あとAさんの家族構成を教えてください。

Aさん:嫁と8才になる娘が1人います。

   嫁はいまパートに出ていまして、これからもそのパートは続ける予定です。

杉田:わかりました。

   ちなみにAさん家族の1ヶ月の家計費ってどれくらいかかります?

Aさん:先生、そんなことまで聞くんですか。

   なんか丸裸にされてる気分だな。えっと、昨日嫁とも相談してたんですが、

   「お父さん、私もパートがんばるからお父さんもがんばって。で、今うちは家のローンや娘の教育費、

   食費やなんかあわせて1ヶ月30万円無いとやっていけないの。

   私のパート収入がだいたい10万円あるからお父さんは20万円は毎月家に入れてください。」って言われました。

杉田:ありがとうございます。

   よく出来た奥さんですね。がんばって稼いで奥さん孝行してあげてくださいね。

   では、これから必要な売上額を計算していきますね。

   まずは家に入れるお金20万円を手取額として考えていきますね。

   20万円の手取額というのは所得税や住民税・社会保険料などの税金等を差引かれた後の金額ですから、

   これらの税金等の割合をざっくり25%とすると税引き前では20万円÷(1-25%)≒27万円になります。

Aさん:へー、税金ってこんなにかかるんだ。知らなかった。

杉田:所得税も社会保険料も儲かるほどに税率も上がりますからね。

   Aさんは高額納税所得者を目指してください。

Aさん:わかりました。税金を納めた後でないと嫁にも娘にもゼイタクさせてやれない訳だ。

杉田:話を戻しますね。

   先ほど計算した27万円にお店の月額固定費40万円と、

   今まで話題には出てきませんでしたが、日本政策金融公庫さんへの借入金の返済額が加算されます。

   1千万円を返済期間10年で借入しましたので元金の月額返済額は

   1,000万円÷120ヶ月≒9万円となります。これらを合計すると27万円+40万円+9万円=76万円です。

Aさん:だいぶわかってきたぞ。そうか76万円か。

杉田:まだですよ。この76万円は食材等の変動費率40%を差引いた後の金額ですから

   76万円÷(1-40%)≒127万円となります。

   ここまででやっとAさんの月額必要な売上額が計算出来ました。わかりましたか?

Aさん:はぁ、これ先生が計算してくれたからなんとかわかりましたけど、

   他の人もこんな難しいことやってるんですか?

杉田:私のお客様は全員これをやっていただいてますよ。でもこれで終わりではないんですよ。

Aさん:えっ、まだ終わりじゃないんですか?

杉田:まだまだ。これは最初の第一歩です。

   Aさん、この月額売上高127万円って聞いてどう思われました?

Aさん:そうですね、正直こんなに売上を上げないと手取りで20万が残らないのかと思いました。

杉田:ですよね。私も率直にそう思いました。

   ではどうすればもっと手許にお金が残るのかをもう一度いっしょに考えましょう。

Aさん:はい、お願いします。

 

いかがでしたでしょうか。

ここまででシュミレーションは終わりです。

 

実際はここからどの項目をどうすれば、

より手許に残る金額が増えるのかを考えます。

ヒントは月額の固定費で減額できるものはないか、

変動費率をもっと下げることはできないか、売上高をもっと増やせないか。

これをお客様と考えながら煮詰めていきます。

 

あーでもないこーでもないを繰り返し、ようやく予算表が出来上がります。

この予算表はお客様の事業における羅針盤となります。

この羅針盤が指しいている方向に進んでいれば良し、

そうでなければ、どこがどう違うのかを検証して修正していきます。

そうしていかないと最悪事業の継続が不可能となってしまいます。

事業として開業した以上、絶対に失敗は許されません。

そのために私どものような会計事務所やコンサルタントの存在意義があると思います。

経営者の皆様(特に創業後間もない皆様)、1人で難しいのであれば私どもにご連絡ください。

一緒に問題を解決すべくがんばっていきましょう。

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